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歯磨きについて

2010年07月06日

 子どもの歯は,大人の歯に比べて柔らかいため,虫歯になる可能性が高く,進行度も早いと言われています。また,乳歯の虫歯は,永久歯にも悪い影響を与えるようです。そのようなことにならないように,虫歯予防が大切ですね。
 虫歯を予防する上で,一番大切で効果的な方法は,毎日の歯磨きです。毛先の広がっていない,清潔な歯ブラシを使用し,1本1本の歯を優しく丁寧に磨いていきます。また,歯ブラシを動かす時は,出来るだけ細かく動かしたり,磨き残しのないように磨く順番を決めておいたりすると良いそうです。そして,小学校低学年までは,保護者の方が仕上げ磨きをして,歯磨きの習慣が正しく身に付くようにしていかれてください。
 最近では,歯にフッ素を塗るなどして,十数年前より虫歯を持つ幼児の割合は減っているようです。虫歯になった時だけでなく,定期的に歯科医に見てもらうことも,虫歯予防において大切なことだと言えるようです。 

 幼稚園では,1人1人の様子を見て,磨き方のアドバイスをしたり,磨き残しがないように仕上げ磨きをしたりしています。年長組では,砂時計を置いて,3分間歯磨きをする習慣が身に付くようにしています。また,楽しく歯磨きの習慣が身に付くように,5月末~6月上旬にかけて『歯磨き表』を家庭に配布しています。朝・夕と,歯磨きをした時に歯磨き表に色を塗ることで,子どもたちは,色を塗る楽しさや歯磨きの大切さを感じているようです。他にも,各保育室に手作りの動物の顔を設置し,歯磨き遊びを楽しみながら,歯磨きに親しめるようにしています。 
  
 乳幼児において,歯磨きは,1対1のコミニケーションの場です。お子様と一緒に歯磨きをする時間をつくり,丁寧に磨く姿を見せたり,仕上げ磨きをしながらお子様の歯の状態を見たりしてください。また,歯磨きをしっかり出来たときは,たくさん褒めたり,カレンダーにシールを張るなどして,楽しく習慣化できるようにされてみてください。