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「小学校へ就学するまでに,鉄棒やなわとびができるようになって欲しい」という保護者の方の言葉を耳にしたことがあります。では,子どもたちの運動能力を高めるために必要なものとは一体何なのでしょう。
人間誰しも苦手としているものがあると思います。その苦手なものを強要されれば,そこには苦痛が伴います。「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが,まずは,そのものを好きになることが大切です。
つまり幼児期は,あまり心の負担にならず,リラックスして,楽しく遊んでいる間に,知らず知らずのうちに運動能力が身につくというものが好まれます。
(例)
○ けんけんぱ ○ 玉いれごっこ ○ ジャンケンおんぶ
○ お尻相撲 ○ 輪投げ ○ ボール的あて
○ 鬼ごっこ ○ キャッチボール ○ 人間トンネルくぐり
○ タオル綱引き ○ 背中合わせ立ち競争 など
上記のものは,あくまでも一例ですが,全てに遊びの要素が含まれていることに気づいていただけたでしょうか。
大人にとっての運動は,鉄棒・なわとび・水泳など直接的なものを連想しがちです。しかし,幼児期はそこへつながるまでの足掛かりという意識をもち,遊びを通して体を動かす楽しさ,気持ちよさを感じることができるようにしていきたいものです。
子どもたちが苦手意識をもつことなくご家庭でも,運動を楽しむことができるよう願っています。