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「製作活動が好きになるためには」

2012年01月23日

 子どもたちは,何かつくったり,絵を描いたりすることが大好きです。様々な素材,材料を使って思い思いに自分のイメージしたものをつくります。しかし,中には,自分のイメージしたものと異なるものになってしまい,途中でつくることをやめてしまったり,頭の中でつくりたいものは浮かんでいるけど,なかなかつくることが出来ず,つくることを拒んだりする子どももいます。
 では,その子どもたちがつくることが大好きになるためには,どうしたら良いのでしょうか。
 まず,子どもたちは,つくる前につくりたいものをイメージします。かもめ幼稚園では,そのイメージを広げてあげることができるように,「○○ってどんな色かなぁ。」「形は,どんな形かなぁ。」など,声をかけてあげることを実際の保育でも行っています。
 また,イメージが湧きやすいような環境をつくることも行っています。そのことで,子どもたちは,自分なりに自分のつくりたいものを想像し,つくっていきます。
 実践例を挙げると,年中組の時に製作活動を苦手としていた子どもがいました。例えば,その子どもがかいた絵に対して「すごい。いろいろなものがかけたね。「この動物さんは笑っているね。先生もすぐ分かったよ!!」と具体的に褒めることを繰り返し行うと,年長に上がるまでには,自ら進んで絵をかいたり,製作活動をしたりする姿が見られるようになりました。
 子どもたちは,自分のつくったものを褒められたり,認められたりすることで,自信を持ち,「次は,もっと~してみよう。」というように製作活動への意欲が湧いてきます。その他にも,年齢に適した製作活動を保育に取り入れるようにするなど,子どもたちの「つくりたい」という気持ちが出てくるような工夫を行っています。
 園で行っている実践例をいくつか挙げて説明していきましたが,ご家庭でもお子さんと一緒に何かつくられてみおてください。子どもたちの発想力に驚かされると思います。